2012年12月5日水曜日

今年のボドゲ20

写真がとってあるorやった記憶がちゃんとあるボドゲを書き出し、その後ベスト40を決定。その中から、「今から○○やるけど、したい?」と言われた時「Yeah!!!」と言えるゲームを選出した。順不同。
なにか画像等を後で追加して完全版にする気が(今は)ある。

1. Innovation
 押しも押されもせぬマイ・ベスト このバランスが俺にとっては神ゲー

2. ピクトマニア
 早く、伝わる、わかりやすい の3点セットで絵を描こう。
    意外にちゃんと点差のつくお絵かきゲーは貴重かも?

3. ローマに栄光あれ!
やることが多い テキストが多い カードが多い 
       ユークロニアにも期待!

4. アグリコラ
プレイ回数増やすとやっぱり楽しい!もっともっとやりたい!

5. 最初の火花
 これが良質なチュートリアルだ コンポーネント、イラスト、システムどれも良質
 気に入ったら電力会社に挑戦だ!

2012年12月2日日曜日

ちょっと脱線「はいしんだ:般若」

唐突に歌の話です。(しかも、日本語ラップです)
ボードゲームに最後は引っ掛けるなんてこともないので、ボードゲーマーのひとにはすいません。

般若というラッパーをご存知だろうか?2chの『ヒップホップのおすすめ教えてくれ』みたいなスレなら、「やっちゃった」という少しおどけた感じの曲がよく挙げられていて、その曲なら聞いたことあるという人もいるのではないだろうか。


その般若が最近新曲を出した。この曲がびっくりするくらい刺激的で最近こればっかり聞いている。
それが表題の「はいしんだ」である。
この新曲を、私はたまたま行ったライブで聞いた。昭和レコードツアーの東京公演で、Rhymester目当てで、SHINGO☆西成リリースツアーに行く、という不届きな動機で行ったのだが、そのライブで一番素晴らしかったのが、般若のこの曲だった。出てきて1曲披露し、いきなり次が未発表の新曲。しかも、コール・アンド・レスポンスまで要求する。普通なら、なかなかノリをあわせることが難しいと思う。しかし、全力でレスポンスを返せた、なんてったって、言いやすい。はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!(はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!)。他の客も皆聞いたことないのに、このちょっと不謹慎な言葉を大きな声で返していく、ライブに参加できている感じがして、最も気持ちがいい瞬間だった。
改めて”配信”された曲を聞いていて思うのは、ノリもよければ、中身もいい。タイムリーなワード(ライン・インスタグラム アーティスト名など)をリズムよく入れて、現在の閉塞感を歌っている。「CD売れない><」とか「○○枚」という商業主義を、もうくだらないと切り捨て、「じゃあ、配信だ!^ワ^」という楽観主義にも「(配信で)売れてもライブができなきゃBoom!」と批判する。つまり、まずライブで自分をわからせる曲作れよ!というわかりやすいストーリー。それが実際できるかとかは置いといて、これをライブでやられたらもう惚れるしかない。

初めて日本語ラップ聞きます―っていうような人には「怖い!><」って思われるような曲かもしれませんが、超おすすめです。とりあえず、iTunes storeで「はいしんちゅう」です。

はいしんだ feat.SAMI-T from Mighty Crown - Single般若
ジャンル: Hip-Hop
リリース:2012年
価格:¥250
試聴する

2012年11月26日月曜日

ごきぶりキング(withごきぶりポーカー)

ゲームマーケットがだいぶ前に終わった。買い物をしその日のうちにプレイされる幸運なゲームもあれば、そのままのゲームもある。今回はその日のうちにプレイした「ごきぶりキング」について書こう。



ごきぶりキングはごきぶりポーカーのバリアントみたいなものだ。数枚の追加カードと少しの追加ルールしか増えておらず新作と言えば新作…みたいなゲームになっている。
ごきぶりポーカーといえば、伊集院光のラジオで取り上げられいち早く有名になったドイツカードゲームである。
単純なブラフゲームでルールは、
親が手札から害虫カードを裏向きに誰かに渡し、そのカードが何か宣言する。渡されたプレイヤーは①その宣言が嘘か本当か当てる②カードの表面を見て、また誰かに渡し、そのカードが何か宣言する このどちらかを選択し、宣言を当てられれば、宣言したプレイヤーがカードを引き取り表向きに置く。宣言を外せば、外したプレイヤーがカードを引き取る。 
という具合である。そして、自分の前に4枚同じカードが貯まればその人の負けというわけだ。
私がこの趣味にハマりだしたきっかけでもあるので一時期はこのゲームをやる回数は高かった。しかし、最近はごきぶりポーカーをプレイする機会はかなり減った、めったになくなった。
なぜだろうか?
とにかくやる人によって面白さが全く変わるゲームだからだと思う。すごい淡白に終わり「ふーん」で終わるときもあれば、なぜか確信を持てたような気になって自信満々に間違え「ちくしょー!!」となったりする。人を選ぶし、その場のバイブス(空気感というかノリというか)重視の扱いの難しいゲームと感じるようになってしまった。



さて、ごきぶりキングはどうだろうか。追加されたのはキングカード それぞれの害虫にキングが1枚づつ入っている。これを受け取った場合、追加でペナルティカードをセットアップの時分けた山から引いてくる。他にもキング宣言以外は全部ホントのカードと、全部ウソになる何も書いてないカードがある。こいつらを出されて宣言に負けると、その宣言のカードを手札から出さなくてはいけない。つまり、キング宣言して相手がミスすると相手は手札からキングを出して、ペナルティカードを受け取る!なんてひどいんだろう…(でも、そう思わせといて普通のカードかもね^^)
キングカードが入りゲームにより緩急が出るようになった様に感じた。ポーカーの方は1枚づつしかたまらないので、一度最下位候補が出ると「とりあえず、そこいじめとけ!」みたいに安全志向に走りがちだったが、キングのおかげで流れが悪いと一気に追い上げてしまう展開が起こるようになった。反対に不利な人がどんどん不利になる展開も起こり、それも急激なので面白い。ポーカーのころのじわじわいじめるのに爆発力が加わった感じだ。
結論 相変わらず人は選びそう…。でも、ごきぶりポーカーよりはよくなった!

2012年9月10日月曜日

9月8日 Innovation&Glory to Rome会を開催しました




告知はTwitterとmixiで行い、集まったのは主催合わせて4人でした。〔さたもと(主催)、ゐんど、ダイビキダ、t-snow (敬称略)〕
参加していただいた皆様本当にありがとうございました。

Innovation日本語版
会場のイエサブRPGショップの開店時間に合わせて、11時からの開始でした。ゐんどさんが1時間ほど遅れていらっしゃるということだったので、最初はInnovation(拡張なし)で1戦行いました。1戦目の印象は…
何もない。あれ?何してたっけ… 確か、ダイビキさんが序盤の時代を制覇しつつ、中盤の終わりくらいに[工場]を回して得点稼いで、規定数の時代を制覇して終了だったかな?
軽く1戦終了して、軽く感想戦して、軽くInnovationの拡張『過去からのこだま』の話をしているとゐんどさん到着。


















1戦目帝政ローマ
4人になったのでGlory to Romeをしました。ダイビキさんが初プレイということだったので、ルール説明をして帝政ローマ(通常のルール=初期手札がオーダーカード4枚+ジャック、同じ色3枚でリード・フォロー時にジャックを代替できる)で最初は遊びました。流石に3回目くらいのプレイだったので、序盤の出遅れをカバーすることができるようになりました。中盤ダイビキさんがフォーラム勝利にリーチを掛けた!そこからは他3人で抑えながらの影響点争いに。ダイビキさんが全く大理石(紫)カードを引けず、フォーラムが完成しないという事故に助けられつつ、商人のアクションで山札から引いて運ゲーできる建物を立てて商人2回打って金庫中身でのTop賞を2部門制して勝利!
そのまま、共和制ローマのルールで開始。(初期手札がオーダーカード5枚 同じ色2枚でジャックのかわりになる)前回遊んだときは、競技場の効果のみを差し替えて遊びました。
しかし、今回はGlory to Rome会!BGGからプロモカードと合わせて、共和制用の差し替えカードも入手していたので、それを使って遊びました。




差し替えカード達


このゲームは、ゐんどさんが最初の建物に剣闘士訓練所【雇った商人がどの役職もこなせるようになる】というものすごい強い建物を建てたので、マークすることもできず…
ガンガン差がついていき、そのまま圧倒的に勝っていました。しかし、ゲーム内容は場に15枚以上のカードが並んだりして、大変楽しいゲームでした。
うーん、やっぱり差し替え後のカード含めて、共和制のルールの方がスマートな感じがするなぁ。しかし、帝政ローマのほうがジリジリした洗面器ゲーで楽しいこともある。(特定プレイヤーをマークしやすいとでも言おうか)
そのまま、Glory to Romeラッシュに流れ込んでも良かったのですが、多分みんなお疲れだろうということで、結局唯一の息抜きとなった、

これは旧版で日本語版はでかいらしい

「タイムライン(日本語版)」をプレイ。
ほんとにさっくり終わってしまいましたt-snowさんがホイホイカードを出して終了!トリビアゲーだけど、なかなかカードのチョイスがよくて良いゲームですよ。(写真撮り忘れ・・・)
この後、『日本にInnovation拡張ができる人間を増やそう作戦』で、ゐんどさんとt-snowさんに拡張のインストをして2人でプレイしてもらう間に、こちらはダイビキさんと日本語版+第2拡張(Figure of sands)という組み合わせで遊びました。先に感想をいうと「あれ?こっちの方もすっきりしてて面白い!?」でした。今となっては淡白になってしまった基本のプレイに、これでもかとシステム&拡張カードを加えるのが『過去からのこだま』だとすると、『Figure of Sands』は強い一撃を加えるカードが目に付く印象です。めったに引けない人物カードですが、相手が時代を制覇した時に確実に引けるので、逆転の目が随所に出てきて気が抜けない展開になります。意外にオススメ!でした。
肝心のゲームの展開はどうだったか?接戦でいい試合でしたよ?
自作第2拡張
最後に私が「あなたのボード上に緑のカードが10枚あれば勝利する」で勝ったこと以外はな!
 その後は、過去からのこだまを加えた4人チーム戦(さたもと&ダイビキダ ゐんどさん&t-snow)バリアントと勝負。混沌とした戦いになると思われたが、ダイビキさん無双で余裕の勝利でした。
という感じでInnovationが4戦のGlory to Romeが2戦でした。すごい満足感を持って帰宅できたことは言うまでもありません。みなさん本当にお疲れ様でした!










提携で余裕でした





2012年7月24日火曜日

Glory to rome (「ローマに栄光あれ」)

~万人にはお薦めできない だがはまってしまえば、まさしく面白さの塊~

素晴らしく醜い箱絵

Innovationは
カールチャデクの最新ゲーム!
  筆者的にはInnovationの”作者”が売れるきっかけになった作品という認識でした。後、ゲームは面白いのに絵がひどい、箱がプラスチックで所有欲が満たされないと、ゲーム外の評判は聞くのですが、肝心の中身については、実プレイした人をあまり見かけたことがないというゲームでもありました。
  最近、プレイする機会に恵まれ(イェー)、その後も無理やりプレイする機会を2回ほど追加できたので、レビューすることにしました。

  システムとしては大きな要素として、スタートプレイヤーの『役割選択』とそれへの『相乗り』。そして、その相乗りができるかどうかは抱えている手札と場に出しているカードに影響を受ける。スタートプレイヤーの選んだ役割の能力を使わなければ、手札の補充ができるという『手札管理』が柱にあると思います。
  これだけなら非常にシンプルでわかりやすいジレンマである。名作「プエルトリコ」や同じカードゲームの「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」と似た様なジレンマが引き起こされること請け合いで、手放しで褒めてもいいように見える。(似た様なジレンマって具体的にはなにか? A:アイツにはこの能力させたくないが俺の最大利益的にはしたい どうしよう
  しかし、このゲームこれは序の口です。このある意味ちゃんと理解できるジレンマに、これでもかと追加要素を加えていく。





  役割選択カード、リソース、建物タイル、得点タイルはすべて別のタイル・カード・チップで表されているのは「プエルトリコ」。そんなの当たり前だって思います?Glory to romeは全部一つ一つのカード中に含まれています!商人のアクションを選択するカードは石材という資源を表すカードでもあり、ある建物を表すカードであり、金庫に入れれば3点にもなります。(このカードは職業:商人を選択するカードでもあり、石材という資源でもあり、商人というアクション数増加のための市民でもあり、下水道という特殊効果を持った建物でもあります、金庫に入れれば3点ですね)

  こうなると手札管理は至難を極めます。さらに職業選択で手札から晒したカードは次のターンから相手もアクセス可能な資源(兼アクション数増加カード=市民)として扱われてしまいます!「この職業を選択したい…。でも、このカードをアイツには渡したくない…」というジレンマに襲われる上に手札補充を適宜しないとアクションの選択・相乗りも、状況にあった建物の選択もできないというジレンマ…
  「十分に複雑なゲームだというのはわかった!そろそろプレイ模様に入るのかな?」と期待した皆様!まだ大事なところを説明してません!
  なんとこのゲームの建物は特殊能力だらけです!完成した時にたくさんのアクションを行えるものから、アクションの効果を拡張するもの、ゲームの終了条件を変えるものまで盛り沢山!
(あと、金庫の中身で部門Top争いでのボーナス得点もあったりしますよ^^ ほんとうに盛り沢山で楽しいですね ;-) )

こんなゲームだから当然プレイ風景はこんなんだ!

ヒェーどこが自分の場かわかんねぇぜぇー

  1回やっただけでは訳の分からないゲームである。終盤になってやっと「ああ、こういうゲームだったのか」とわかり、2・3回やって「あ、建物の効果も考慮に入れて戦略ねらないと運ゲー」と気づいたゲームである。てんこ盛りのシステムと、建物の特殊能力のお陰で多様な戦略が約束されている(と思う まだ、戦略思いつくほどやっていない…)
  初心者向けでは全くない。本当に薦められない。アートワークも残念だしコンポーネント力で圧倒することもできなければ、システムも複雑に過ぎる。後、ピュアユーロゲーム大好きで特殊能力なんて少なければ少ないほどよいという人にも薦めにくい。特殊能力満載ごちゃごちゃゲーだしね…
  しかし、そうではない人には1度やってほしいゲーム!独特のプレイ感と満載されたシステム・特殊能力でリプレイ欲がぐんぐん湧いてくる。職業選択相乗り制なのでダウンタイムも少なく、職業の一つが両隣のプレイヤーへの露骨な攻撃なので4人が良い感じなのではないかと思っています。私は嵌ってしまったのでヘビープレイしたい欲求に駆られています…
本当にイノベーション・Glory to Rome会欲しいです…

2012年7月18日水曜日

レビュー トリックマイスター

プレイ中 実はこの札弱い… 
強くなるようにルール出したはずなのに


  トリックマイスターは毎ラウンドごとにルールの変化する変なトリックテイキングゲームです。作者は『電力会社』のフリードマン・フリーゼ。なんとなく納得がいきますね。
  トリックテイキングの説明は省きます。要はカードゲームの1ジャンルだと思ってください、日本で比較的知名度があるのは「ハーツ(ブラックレディ)」、「ナポレオン」かな?
基本のルールは非常に淡白です。切り札なし、マストフォロー、トリックの獲得はフォローできた札の中で一番数の大きいもの、1トリックで1点。
  各々が最初のラウンド開始前にルールカードを選び一気にルールが複雑怪奇になります。(ならない時もあります)切り札が決まるのはもちろんのこと(結局切り札がないときもありますが)。得点の正負を最後に反転だとか、15のカードは追加でマイナス3点だとか、1トリックの最後に札を出した人がリードプレイヤーだったことになるとかリードプレイヤー以外はカードを裏向きに出すとかがあります。しかも、自分が有利になるようにみんながルールカードを出すので、たいていごちゃごちゃなルールになります。ここらへんのハチャメチャ感を楽しめるかどうかでこのゲームを受け入れられるかが決まるのかもしれません。
  何回かやったのですが得点の部分が毎ラウンドごとにぶれてしまうことが多い(すごくプラスのラウンドやすごくマイナスのラウンドができる)。そこで、たまたま強い手札を持っているプレイヤーが、大きく得点を伸ばして、そのまま差が大して縮まらずに、そのプレイヤーが勝つ場面がそこそこある。ここらへんを考えると、1ラウンド1ラウンドでどれくらい上手くやれるのかを試すゲームとしてやったほうが楽しいだろう。私は軽い気持ちでできる「トッリクテイキングのパーティーゲーム」だと思う。個人的には好きです。


謎師匠 箱絵

2012年6月8日金曜日

Innovation攻略(要注意カード編2)

前回の記事で心配された人も多いかもしれません。なぜなら、紹介したのが、全部①の時代のカードだったからです。『このままでは全カードの半分くらいが強カードとして紹介されるのでは?』と思われたかもしれない。ご安心を!ここからは、1時代1枚のハイペースで進んでいきます!
なぜあのような構成になったかというと、①の時代は、まだプレイの幅が狭く、強いカードがわかりやすいからです。後の時代は、いろいろなパターンがあり、本当に純粋に万能なカードを選ぶしかないので少なくなってます。それでは、長い前置きはこれくらいにして紹介に入りましょう。
凡例は前回記事参照

②【数学】[電球]協:あなたの手札を再生して(これの意味がわからない人はルールを読もう)、その再生したカードより1大きいカードを引いて場に出す。(例:手札から②を返して、③を引いて場に出す)

2012年6月6日水曜日

Innovation攻略(要注意カード編1)

ルールはR&Rステーションblogホビージャパンblogを参照
入門編では簡潔にゲームに臨む際の注意点を述べました。しかし、イノベーションがカードを使ったゲームである以上は残念ながら、どんなカードがあるのかを知っておくことは大事なことになります。
普通はなんどもゲームをやって「このカードが強い!2012」とかを決めるべきなのでしょうが、皆さん忙しくてそんな暇がないかもしれません。
そこで、丁度1年前くらいからこのゲームをやっている暇人、つまり筆者が「このカードが強い!2011」を紹介したいと思います。
前提として、どのカードもそれなりに強力です。(特に8の時代以降のカードは)ここではその中でも、場面を選ばずに強力なカードを選んで紹介します。


凡例 【カード名】[必要リソース]協←協力型教義or優←優越型教義:カード効果の説明(簡略化します)
    ①②等←時代の数字
 
【車輪】
[塔]協:①を2枚引く

序盤に強い技術といえばやはりこれ!最初の手札に来たら、ノータイムで場に出していいと思う。
自分だけが2枚引くこともできるし、他プレイヤーと共有して3枚引くことだってできる。①が引き終わりそうな時に、相手に①引かせて、自分だけ②を多く引くことも簡単にできちゃうドローエンジン。
注意点といえば、カードを引けばそれだけ選択肢は増えるけど、相手も先の時代に進みやすくなる(逆転の目が増える)し、自分は通常2枚しかカード出せないよということ。カードを重ねて、展開した時に自分の生み出すアイコンを増やすことがこのゲームでは普通重要なので、カードばっかり引いて場を肥さないのは結構愚策ですよ。

2012年6月5日火曜日

Innovation攻略?(入門編)

まずなにを頭においてプレイすべきかを軽く書いていこう。

ルールは過去記事参照
  • カードの能力はインフレしていくので、基本的には後の時代のカードの教義の方が強力になる。

  • アイコンの数さえ多ければ、相手から要求されることもないし、強力な協力型教義でも相乗りしていくこともできる。つまり、このゲームはリソース管理ゲームだ!

  • 基本は影響力を早く高くして、時代の制覇をして勝利を目指すスタイルが勝ち筋になる。時代1・時代2・時代3を、全部一人のプレイヤーが独占するとかいう展開になると、ゲームは早く終わってしまう可能性が高い(展開をして幅広くアイコンを獲得して有利に進めていることが無駄になる)

  • 最序盤はアイコンの数を増やすためにも、後の展開の為にも5色揃えるのを目標にしても良い

  • 展開できるカードは中盤~後半強い→展開するためには、積み重なったカードが最低2枚必要→つまり、序盤は効率悪く見えても、場に出してカードを重ねていくのは有用(ただし、時代を細かく制覇して相手の勝利を遠ざける努力は必要)

  • 諦めないこと!このゲームすぐ勝つのは難しい!次に引くカードはキーカードで相手の影響を10点以上減らせるかもしれない!

  • 協力型教義には共有ボーナスがあるのを忘れずに、自分だけのために教義をつかいたいのはわかるけど、出し惜しんでると優勢(アドバンテージ)はとれないよ。でも、共有ボーナスあるからって全員に共有させているとトップ目が有利になるだけだよ

2012年6月4日月曜日

Innovation日本語版発売!

なんという乗り遅れ記事…

私が大好きなゲームInnovationの日本語版が発売されました。バネストなんかにも入荷されている様子。言語依存度の非常に高いゲームだっただけに、日本語版の発売は心待ちにしていました。
ということで、箱を開けてみて気づいたところをざっと紹介するよ!(ルールはホビージャパンblogR&Rステーション 店長ブログを見るとわかるかもね)


まずは箱絵 すごく…バタ臭いです…。第一ここに出てくる人たちはゲーム中には出てこないんだから、こんなに怖い箱絵にしなくてもとは思う。まぁ、Asmadi版のお菓子箱みたいな箱も、何ゲーなのかさえわからなくてダメなのかもしれない。

次は箱裏 カール・チャデクの最新ゲーム!ってカールチャデク自体の知名度は非常に低いだろう。海外だと『Oh!Glory to Rome!のカールチャデクの最新作だ!』ってなるんだろうか?(やはり、このゲームは海外でもニッチ向け?)

これは箱絵の裏ですね。各時代に描かれている1枚絵が並んでいます。宇宙時代の後に情報化時代が来て、絵からすると宇宙時代のほうが未来っぽいという指摘が、ゲーム会でありました。元はポストモダン→情報化社会なのですが、ポストモダンの絵が難しかったため、変更になったのかなー。多分、宇宙時代は宇宙開発競争時代という意味だと思われる。


カードはこんな感じで収まっています。


これまで、店頭で見れるとこくらいしか紹介してなかった!ということで特筆すべきものを紹介します。この個人ボード兼サマリーです。厚くてツルツルしておりさすがお仏蘭西ザンス!という感じの良い感じのコンポーネントになっております。
という感じで紹介は終了。次回からは(ホビージャパン曰く)”やりこみ系ゲーム”イノベーションの基本の考え方を紹介し、要警戒カード、そして戦略と発展させていきたい。

2012年6月1日金曜日

【ボードゲームレビュー】ピクトマニア評



僕らが言語を発達させたわけを知るお絵かきゲーム
箱絵なんだけど今一何ゲーかわからない
プレイ風景はこんな感じ 私の絵のお題は俳優

  大層なことを書いたけれども、要はこのゲームは似たお題を描き分けて、他のプレイヤーに当ててもらうゲームである。(逆から見れば、似たお題を見分けて、他のプレイヤーの描いている絵を当てるゲームでもある)ルールは販売しているホビージャパンblog参照。(購入を考えている方には最後だけでも記事読んでくださいな 大事なお知らせがあります)

2012年5月30日水曜日

レビュー「いかさまゴキブリ」

箱の写真しかない…(ゲームしている間は写真とってる間がない)
  みんなご存知ブラフゲームの『ゴキブリポーカー』の親戚はいろいろ存在するが、それの最新作だ。後で説明する聞くだに楽しそうなルールのお陰で?国内の通販・ショップでは売れ切れ続出の作品。
  ゲームのルールは非常に簡単。親から順に手札を出していき(出せない場合は山からカードを引いて次の人へ)、手札をなくしたプレイヤーの勝ち。(他のプレイヤーは持っているカードの種類や枚数に応じて失点)カードには1から5の数字が書いてあって、場のカード±1の数字のカードが手札から出せる。カードの中にはアクションカードがあり、これが場に出たら特定のアクションをする。
例:蚊のカードなら一斉にそのカードを叩いて、一番遅い人がみんなからカードを貰う、アリのカードは出したプレイヤー以外はみんなカードを一枚引く等
  これだけだとこのゲーム「手札が異様に速く貯まるUNOもどき」なのだが、一つのアイディアのおかげで売れっ子商品になっている。

2012年5月28日月曜日

【ボードゲームレビュー】電力会社:最初の火花評


電力会社 最初の火花
奇才が天才であることの証明。
原始時代は過密?
  フリードマン・フリーゼといえばみんなご存知の奇才で変態である。緑色の箱のボードゲームで題名には”F”をつけ、おなじみのシステムを使っても独特のゲームを作ってくれるそんなデザイナーさんです。彼はゲーマー御用達ゲーばかりつくっているわけではない。しかし、代表作”電力会社”がゲーマー向けであったため、そういうイメージを持たれている方も多いだろう。
  今回紹介する「電力会社:最初の火花」はその電力会社を簡素化した作品だ。

2012年5月8日火曜日

話題のpodcastを聞いたよ

  話題のpodcastっていうのは、「桜川マキシム」というなんか関西人2人が適当に駄弁るpodcastのゲムマ大阪の回のことだよ!
  完全に乗り遅れているしドロマイさんがうまく落としてくれてるので(リンク)、なんだかんだ言う必要もないのかもしれませんが、podcast聞いた感想としては、閉鎖性を嘆いているというよりは発信性のなさを「もったいないなー」と思っているって感じでしたね。まぁ、適当に他人を貶めて笑いを取る関西っぽい流れが、聞いてる最中にムカムカきましたけど(笑)

・ゲームマーケットにたいする問題提起について

  ゲームマーケットっていうのがこういう勘違いをよく産んでるなら、少し考える必要もあるのかもしれません。しかし、ぎゃしゃさんが行動力ありすぎるだけでしょ!と思わなくはない。同人誌に興味持って、初同人誌買いにいきなりコミケに行ったレベルの行動力だと思います。
  ちょっとゲーム興味持ちました―レベルの人がほいほいゲームマーケットきてるんかね?まぁ、ブースだしてるわけでもない一般参加者には分かりかねる話だけど、もしそういった層を取りこぼしてるなら、もう少し初心者向けにしましょうとか、商売っ気を見せましょうって感じたのはまぁわからんでもないかな。

・ゲームとコミュニケーションについて

  でも、このダベりで気づいたのは俺が好きなゲームってのはそんな丁重にお迎えされるもんじゃないな。正直、デザイナーの手のひらで全力で踊らされるような、そんなボードゲームがしたいのであって、20分で軽く終わるボードゲームかーらーのー?楽しい宴席!とかは正直言ってノットフォーミー(byシミーズ)キャッキャウフフして楽しみたいならpodcastの中でも言ってるけど「UNO」でいいじゃない。どうせ飽きるほど遊ばないんだから、新しい商品も必要ないし、刺激が欲しければ罰ゲームトランプとかロフトっていう黄色いおしゃれな店に売ってるよ?
  生身の人間が生み出す、いわゆる普通のコミュニケーションには、はっきり言って考えるとこのあるゲームってのは不向きだし、そうなるとお題作成マシーン的なカードゲーム猫チョコとかビッグアイディアとかが彼らの言うコミュニケーションを”ちゃんと”生み出してるゲームになるんだろう。それだと俺は正直言ってボードゲーム、カードゲームにハマったりしてなかったろうな。多くの人がワレスゲーをヒーヒー言いながら楽しんだり、電力会社を楽しむ世界は永遠にこないだろうけど、もっとゲームする事自体の楽しさっていうのを知ってほしいという気はしますね。そういう意味で冒頭で紹介したドロッセルマイヤーズさんの記事にある
ボードゲームを一般に普及するために、本質的な「何か」を失ったり薄めたりしなくてはいけないんだとしたら、それは本当に普及したとはいえない
という言葉は非常にしっくり来るという、じゃあお前のこの記事はなんだったんだ系感想
・まとめ
  正直言ってこんなpodcastが出てきた時点で、ボードゲーム人口が少しずつ広がっている感は本当だったという気がした。こういう勇気ある部外者が発信してくれて、(大変不愉快ながらも)その意見を聞けたのはとても興味深かった。ひとつ思うのはこのpodcastの今回の聞き役の人は上記にあげたゲーム内コミュニケーションも多分”内輪ノリ”っていうジャンルでとらえてるんだろうなということです。だから、ゲーム内コミュニケーションを理解した上でやっぱり”オタク”ってどうしょうもないよなーと言う感じの反応が全面に出ているんだろうな。話し役の人は「モテグッズになりそうやのに、全然そんなことしてない… もったいないなー」と思っているので君の求めるゲームと俺の求めるゲームが違う。ということでこのpodcastノットフォーミー!

  

2012年4月17日火曜日

4月14日 第1回「ミスボド」に参加してきたよ。

  第1回「ミスボド」に参加してきた。秋山さん主催のボードゲーム会です。場所は蒲田の大田区民センター 第1教室でした。第1回だから紹介する特徴とかも特に知らないぜ!(主催の方のレポートはこちら

  というわけで、さっそく遊んだゲームの紹介。しかし、今回はあんまり意識して写真をとってなかったので、遊んでる風景少なめ・・・
  さっくりとショートレビュー気味に紹介!

2012年4月13日金曜日

【ボードゲームログ】池袋ボードゲームサークル「袋小路」に参加 パート2

4/7 後半戦の記事です。
  初心者卓が一息ついたので、なにか面白いゲームは立たないかなと探していました。しかし、ビビッとくるビビットなボードゲームはなかったので、私のお気に入りゲーム「Innovation」をおもむろに取り出す。そうすると、やっぱ箱絵が変わっているからか、「それなんですか?」と聞いて下さった方がいたので、そのかたと2人でイノベーションをしました。

・イノベーション
  1~10の時代に分かれた技術革新を表すカードの特殊能力を操り、影響力点を稼いで自文明を時代の覇者に導いていくカードゲームです。私が大ハマリしているゲームなのでどこのゲーム会行ってもやっています。

2012年4月10日火曜日

【ボードゲームログ】池袋ボードゲームサークル「袋小路」に参加

  毎回Innovationに関する記事を書くにも限界が生じて来るのは明らか!ということで、普通のボードゲームblogにある、ゲーム会のログを俺もつけて見ることにした。新年度も始まったし、気持も新たになんとか続けていきたいと思う。

  今回お邪魔したのは池袋で毎月1回の開かれている「袋小路」さん。特徴としては、初心者さんからヘビーゲーマー、新しもの好き、猿プレイ患者と幅広い層がいること。初心者さんへの対応も、初心者卓もきちんとあり、きちんと考えられているので全く心配なし。新しいボドゲにも触らせて貰える機会が多いので、ちょくちょく遊びに行ってます。(食べログみたいな文章になってしまった…)



2012年4月6日金曜日

Innovationプレイの模様と思ったがそんなことはなかった

表題のような記事を書こうと、先週の土曜日に行われたゲーム会でInnovationをプレイした際に、大事な所で写真撮ろうと思っていた。そんで、最後までは流石に撮れなかったものの、中盤くらいまでは書けるかなーと思いながら、今記事書いてたが…

Innovationは状況が毎ターン変わるため、よくわからない記事・面白さが全く伝わらない記事になってしまった。ということで、明日推敲して投稿します。

お詫びにインストノートを張っておこう。これはGeekに上がってるTeachingノートを適当に訳したものだ。4月30日に発売される日本語版とは訳語にかなりの食い違いがあると思う。そこらへんを加味してみていただければ幸い。(これでルールの雰囲気がわかるかは興味があるので、twitterとかでもいいので感想教えてくれるとありがたいです)


  • イノベーションは文明を構築していくゲームです。文明の発展を表す、1から10の時代のカードを使ってゲームをします。
  • 基本的にはカードに書いてある能力を使い場を有利に進めていくことになります。
  • ゲームの終了条件はいくつかあります。基本的な終了条件は規定数(プレイヤー数2:6偉業、3:5、4:4)の偉業(ゲーム盤の中央に並べられている1~9のカードと特殊偉業)を達成することです。その他は後に説明

  • カードについて
  • カードの右上にはカードの価値が書かれています(1~10の時代と一致します)
  • カードは5つの色を持ち 同じ色を場に出すときは新しいものを上に重ねて上書きします(下のカードの能力は使えなくなります)
  • それぞれのカードは5つのアイコンを持っています(6角形のアイコンは意味を持ちません)
  • アイコンの合計数はその分野に関するプレイヤーの強さを示します。アイコンの数によって他のプレイヤーとアクションを共有したり、他のプレイヤーの要求からあなたを守ったりします。
  • 真ん中にはドグマ(カードの効果)がかかれています。

  • 自分のターンにできること
  • 1つのターンに手番のプレイヤーは以下から2つ(同じアクションを2つも可)行うことができる(1ターン目は特殊 1人目のプレイヤーは1アクションしか行えない 4人プレイの場合は2人目も同様に)
  • 1、ドロー 
  • あなたのボードにあるトップカードの中で1番価値の高いカードと同じ価値の山の1番上から1枚引きます
  • 注:以下の記述はアクションの効果にも共通します 
    引こうとした山が空だった場合一つ価値の高い山から引きます 次の山も空だった場合も同じように一つ高い山からカードを引きます(「1」の山をひこうとして1、2とも空だった時3の山を引きます)
  • 2、メルド
  • 手札からカードをボードに出します(同じ色のカードがある場合は上に重ねます)
  • 3、偉業の達成
  • 偉業を達成するには①取ろうとする偉業の数値の5倍の点数(カードの表面の○の中にに書いてある数字以上)を持っており、②自ボード上のトップカードに取ろうとする偉業の数値以上のトップカードが必要です。
  • 4、ドグマ(アクションの実行)
  • 自ボード上のトップカードの中から一つ選び効果を使用します(適用の仕方については後述)

  • ドグマアクション
  • [□]の□がそのアクションの関連アイコンです アクションの効果が誰に適用されるかはいつもこの関連アイコン数が決めます
  • アクションには普通のものと”要求”アクションがあります
  • ”要求”アクションは他のプレイヤーを攻撃するものです。あなたの左隣のプレイヤーから時計回りに、関連アイコンの数をあなたと他のプレイヤーとで比べます。あなたのほうが数が多ければそのプレイヤーはアクションを実行し、そうでなければ無視します。
  • 普通のアクションの解決 あなたの関連アイコンの数と他のプレイヤーの関連アイコンの数を(時計回りに)比べます。他のプレイヤーがあなたより関連アイコンを同じ、あるいは多く持っているならそのアクションを実行します(=共有)。少なければ実行できません。あなたは最後にアクションを実行します。加えて、もし誰かとアクションを共有していたら”ドロー”アクションを無料で実行します
  • ~できますと書かれている効果のみ実行しないことができます。それ以外の効果をあなた(と効果を共有する他のプレイヤー)は必ず実行しなくてはいけません。

  • ここまでで”引く”、”メルドする”については説明をしました(移動する、交換するは自明なのでココでは除いています)
  • 広げる:あなたのボード上のカードの山を指定された方向に広げることによって、より多くのアイコンを得ることができます。左に広げれば1つの右に広げれば2つ上に広げると3つアイコンを得ることができます。一つの山はひとつの方向にしか広がりません。(別の方向に広げるときは一度その山を積み重ね、指定の方向に広げます)
  • タックする:あるカードをタックするよう言われた時、あなたはそのカードの色と同じ色の山の底にそのカードを加えます。(もしその山が広げられているなら、加えるカードも同様に広げます)
  • 戻す:あるカードを戻す場合中央の同じ価値のカード山の一番下に加えます。(複数枚戻す場合はそれの順番はプレイヤーが決定して構いません)
  • 得点する:レファレンスシートの左側にそのカードを(数字が見えるように)加えます。あなたの得点はあなたが得点の場に持つカードの時代数の合計です。これはどのくらいの偉業を達成できるのか示します。
  • 特殊偉業:みんなで確認しましょう

  • ゲームの終了と勝者
  • 特定の数の偉業を達成した時(最初に説明したよ!)
  • 10の山以上を引こうとした時 この時は得点の合計を数えます 達成した偉業の数は関係ありません!
  • 9~10の山にはゲームの終了条件が書かれたカードが多くあります。この場合カードに書かれた勝利条件に従います。

  • さぁ、ゲームを始めましょう 1の山から2枚のカードを引きます。1枚カードを同時にメルドします。
  • 出したカード名で番アルファベット順の早い人がスタートプレイヤーになります

2012年3月29日木曜日

「イノベーション」日本語版発売日決定とそれ関係の画像紹介



4月30日予定ですね。
日本語版販売ページはここのようだ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B007P182MU?

ルール説明はホビージャパンブログを参照。

さんざん語っているように、合う合わないはあるものの面白いゲームです。でも、この表紙はちょっとバタ臭いというかおっさんもおばさんもみんな顔怖いよね…
ということで以下はBGG(BoardGameGeek)からiello版「Innovation」の画像を紹介するよ!


2012年3月27日火曜日

ボードゲーム Innovationの特徴

  Innovationの特徴。様々あげることができると思うが今日は以下の点から語りたいと思う。それは、どんなに回数を重ねても、ゲームを始める前には戦略・戦術が立てられないこと。これはよく遊ばれる他のボードゲームでは考えられないことである。カタンにおいても、プエルトリコにおいても、アグリコラにおいても、ドミニオンにおいても、戦略・戦術というのは常にプレイヤーに提示されてきたし、プレイヤーは感想戦においてそれを話し合ってきた。
  Innovationは長期戦略(あるいは戦術)を立てる自由はないといっていい。

2012年3月25日日曜日

Innovation:アイコンに対する分析 (BoardGameGeek内記事和訳)


  この記事はBoardGameGeek内のフォーラムのInnovationの考察記事を和訳したものです。
  ゲームを面白さを探求する楽しみを損なう可能性が多々あります。Innovationを新鮮な気持ちでやろうかなとか、日本語版待ちだよという人はそのへんをわかった上でお読みください。 

(原文 BGGより Innovation» Forums» Strategy Subject:Icon worship

  よく言われるように、あなたはイノベーションを最初の数ゲームは非常にランダムなゲームと感じるでしょう。(カードもよく把握できていないし、何を目指すべきかもよくわからないからです)私も最初の数ゲームは、コテンパンにやられました。この記事は、何が起こったのかを理解しようとするものです。
  (最初にコテンパンにやられた理由を)私は対戦相手がなにをしようとしているのかに注意をはらうのに集中しすぎたからだと確信しています。(すなわち、私のドグマに相乗りしようとしたり、要求の効果によって、私を攻撃したりといったことに気をとられたということです。)これは要約すれば、アイコンの問題です。また、スコアを獲得する方法をうまく動かすのにも苦労しました。
  だから、わたしはすべてのカードを調べて、要求、ドロー、メルドのカードのまとめをつくりました。どのカードがどのアイコンを参照して、何をするかを知るために、私はアイコンと時代に注目してカードを総計しました。(訳注:画像がそのカードの総計になっています)

2012年3月23日金曜日

私がInnovationが好きな理由

~この記事はレビュー

           と言うよりは思いの丈です~


  最近私はどこのゲーム会行っても『Innovation』というゲームをやっている。ここまでハマったゲームはいわゆる「ドイツゲーム」に出会ってから初めてである。今回はこのゲームの紹介の記事を書く前に「なんでここまでこのゲームを好きなのか」について書いておきたいと思う。(もちろん、日本語版が出る前の時期だから、ゲームの紹介を書いておきたいってのはあるのだが)
最初に結論を書いてしまうと【ここまで展開が多様で毎回のプレイが新鮮なゲームはない】という点に尽きると思う。これはゲームの始まり方、中盤戦という物がどこにありキーカードが何だったか、そして、終わり方はどうだったか等ほとんどが違ってくるということを意味している。これは、いわゆる優等生なドイツゲーでは味わえない体験である。

2012年3月13日火曜日

Dixit評(ディクシット)

不思議な絵を見て何思う。Dixit評


  各々のプレイヤーはカードを5枚持ちます。手番プレイヤーは”語り部”となって自分が出すカードを表すテーマを言います。(オプションルールでは身振りでも擬音でもいいことになってます)他のプレイヤーは、自分の手札の中からその人が言ったテーマにマッチしそうなカードを選びます。手番プレイヤーは自分のカードと他のプレイヤーのカードを合わせて、ランダムにカードを並べていきます。それから手番の人以外は投票タイムに移ります。投票は全員同時に行い、”手番のプレイヤーが出したカード”を当てに行きます。
ここまで読まれた方は「じゃあ、わかりやすいお題を出すゲームになるんじゃないの?」と思われたかもしれません。しかし、得点ルールがこれを防いでくれます。
【得点ルール】

2012年3月5日月曜日

Era of Invention(発明の時代)評 兼面白くないゲームを避けて無難にゲームを買う方法

Era of Invention(発明の時代)評、兼面白くないゲームを避けて無難にゲームを買う方法



皆さんは面白くないゲームを買ってしまったことはあるだろうか?自分には合わなかったわけではなく”面白くない”ゲームである。「くっそゲーだー」とテンションも上がらないゲームを買ってしまったことはあるだろうか。ボードゲームで面白くないゲームを買ってしまった時のショックは大きい。5000円以上の金を払って、もう二度と陽の目を見ることのない大きい箱を買ってしまったという時は本当に悲しい気持ちになる。そのうえ、そのゲームにつきあわせてしまった他のプレイヤーに対して、申し訳ない気持ちになってしまうというおまけもついてくる。しかし、この気持ちをあまり味わうことない人も多いのではないだろうか?
なぜなら、回避方法が簡単だからである。他人にやらせてもらってから購入検討したり(東京ならゲーム会は死ぬほど開催されている)、ネットで評判を調べてから(個人レビューサイトでも良いし、boardgamegeekplay:gameでも構わない)傑作・良作評価を受けているものを購入すればよい。わざわざ、評価がわからないボードゲームを買う必要はないのである。
かっこいい箱絵
前置きが長くなった。私がこれらの手順を無視して失敗したのが今回紹介する「発明の時代(Era of Invention)」である。このゲームを購入したポイントは2、①発明を資源を使って獲得し、それが利用されるごとに利益が入る。しかし、この利益は特許を取らなければ模造品の被害を防げないという点。②箱絵が素敵だった。ああ、なんという貧弱な根拠だろう!思い返すとひどいにもほどがある… システムとしてはワーカープレイスメントである。一応紹介だしそれくらい解説しよう。
このゲームの良いところは前述のとおりである。良いところはあたっていたのだ。(特許のシステムは普通ではあったが雰囲気付として悪いわけではなかった)では、悪いところはどこだろう?資源獲得の方法である。工場を買って資源を獲得するのだがその工場が強いのだ… 資源は最初から最後まで結構派手に獲得できて楽しい。しかし、最初から激しすぎるために最初に必要な資源を買ったプレイヤー(ファーストプレイヤー)との差を埋めるのが難しい…。一応資源交換の方法もあるので、そこでバランスを取ることもできるらしいが、そこに気づかないと終盤まで順位入れ替わりの様子があまりにもないというのはよくないと感じた。後付属のルールの書き方が良くなくて資源補充のミスがありプレイの際は30分くらい巻き戻ったのも余計に印象を悪くしてしまっていると思う
今回のまとめとしては『ゲーマーズゲームはgeekの評価を見て買おう!』ということに尽きる。時間の節約にもお金の節約にもなるしね!新作を買っていち早く面白いゲームを発見する楽しみもあるけど、そこは本当に深い楽しみ方だと思います!

2012年2月27日月曜日

ジャングルスピード

ジャングルスピード評 単純なゲームにこそ工夫が光る!


アクションゲームです。真ん中にトーテムを置き、幾何学模様が描かれたカードの山を各々持ち、一つづつめくっていきます。(裏向きの山の前に表向きの山をそれぞれ作る)
 誰かのカードとめくったカードの絵柄が同じになれば、その二人は真ん中に置いてあるトーテムを早い者勝ちで取りに行きます。勝った方は、負けた方の山の下に自分の作った山を入れてカードを減らせます。最終的に、自分の持ち山を全て無くした方の勝ち!
これだけの単純なゲームなのですが、2つの点で工夫がなされています。一つはカードの模様です。模様が何パターンか用意されているのですが、似ているものは非常によく似ていて普通にハイ!と見せると初見では「え?二枚が違う模様なの?」と思ってしまうでしょう。これをスピードを競いながら見分けるのはなかなか大変です。しかも、”お手つき”(違う模様なのにトーテムをとってしまった等)のペナルティは厳しく、場に表になっているすべてのカードを引き取ることになります。キャッチフレーズの『悩んでる場合じゃない!』は伊達ではありません。もう一つの工夫は、特殊カードです。誰かが山から表にすると、全員が対象でトーテムを早い者勝ちで取らなくてはいけないカードがでたり、模様ではなく色で判定するようにルールが変わってしまうカードも入っています。複数人、あるいは全員が絡むところも作れていいアクセントになっています。

良い点
模様が絶妙です。こんなの一刻一秒を争う時に判断できないよ!というややこしさの一歩手前で踏みとどまっているところにこのゲームがパーティゲームとして優れているとこがあると思います。つまり、ちょっと熱くなるとお手つきしてしまう。でも、ちょっと脳で判断してるとトーテム奪取争いには負けてしまう。こんな程度にややこしい模様が書かれているところ、これがまずこのゲームを面白くしているのでしょう。更には初めてのプレイヤーがいても中盤から後半には判別できるようになってくる。この敷居の低さがパーティゲーム、アクションゲームでは大事だと思います。

悪い点
痛い。このゲーム結構本気で真ん中のトーテムを取りに行くので手と手があたって痛いことが多々あります。仕方ないのですが…。爪を切ってプレーすること推奨です。手タレの方とは絶対できませんね(笑)。そのせいで意外とゲーム会では回しづらいです。初対面のしらない方と手に傷つけながらプレー(というと大げさですが…)するとなるとちょっと人を選んじゃいますよね…

総評、
パーティゲームとして面白いゲームながらも、ゲーム会には持って行きづらい一品。友達とワーキャーなるのは必須のゲームなので、個人的には非常に好きな作品です。

2012年2月3日金曜日

やっぱり、なかなかblog継続できない…

配信しながら・ニュースも調べて・毎日の仕事に支障がでない時間に寝るというのは難しい…ということで。これからはルールを定めよう。
毎週水曜金曜土曜に何らかの更新をします!これ以上出来たら◎!これ以下は△!更新なしはできるだけなしに!