2013年10月11日金曜日

藪の中(ショートレビュー)

箱裏 雰囲気はいい

正直、ブラフがないと面白くない割にはブラフを混ぜることについて工夫が薄い。
安全策は比較的簡単に見抜けるので、それを見抜いて、さらにブラフを上乗せしていくのは結構成功しない。大概の人は安易な道を選ぶ。後、成功してもゲーム的にはあんまり嬉しくない。(得点計算が独特なため 結果的に自分も少しダメージを受ける)
マニアに受けようと思ってないのかもしれないけれども、前述の面白さへの導線が雑で評価を下げている気がします。
評価する所としては、テーマの面白さ。藪の中という有名小説の「真相は…」という感じが出ていて楽しい。
散々に貶しているのだが、これは初対面同士で対戦した時を念頭に置いている。知り合い同士でやると、安全策をなんとくなくでとってしまい仕掛け(ブラフ)が聞かないという点が、リスクをどれくらいとる人なのか知っていることを加味するようになるので、ブラフが効きやすくなる(気がする)。知り合い同士でかる~い感じでやると、あまり悪い方に傾かない(気がする)。
かる~い気持ちでやれば、得点計算も気にしなくていいでしょ!)
そういう意味で、酒飲みゲームって言う評価をする人がいるのは大いにわかる。しかし、私はあまりその軸では評価したくない。だいたいのものは酒飲んでミスすれば面白いからね。
以上のような感じで、軽く遊べるブラフゲーム。しかし、得点計算が微妙で誰がどうだったとかは言い難い。