2012年5月30日水曜日

レビュー「いかさまゴキブリ」

箱の写真しかない…(ゲームしている間は写真とってる間がない)
  みんなご存知ブラフゲームの『ゴキブリポーカー』の親戚はいろいろ存在するが、それの最新作だ。後で説明する聞くだに楽しそうなルールのお陰で?国内の通販・ショップでは売れ切れ続出の作品。
  ゲームのルールは非常に簡単。親から順に手札を出していき(出せない場合は山からカードを引いて次の人へ)、手札をなくしたプレイヤーの勝ち。(他のプレイヤーは持っているカードの種類や枚数に応じて失点)カードには1から5の数字が書いてあって、場のカード±1の数字のカードが手札から出せる。カードの中にはアクションカードがあり、これが場に出たら特定のアクションをする。
例:蚊のカードなら一斉にそのカードを叩いて、一番遅い人がみんなからカードを貰う、アリのカードは出したプレイヤー以外はみんなカードを一枚引く等
  これだけだとこのゲーム「手札が異様に速く貯まるUNOもどき」なのだが、一つのアイディアのおかげで売れっ子商品になっている。

2012年5月28日月曜日

【ボードゲームレビュー】電力会社:最初の火花評


電力会社 最初の火花
奇才が天才であることの証明。
原始時代は過密?
  フリードマン・フリーゼといえばみんなご存知の奇才で変態である。緑色の箱のボードゲームで題名には”F”をつけ、おなじみのシステムを使っても独特のゲームを作ってくれるそんなデザイナーさんです。彼はゲーマー御用達ゲーばかりつくっているわけではない。しかし、代表作”電力会社”がゲーマー向けであったため、そういうイメージを持たれている方も多いだろう。
  今回紹介する「電力会社:最初の火花」はその電力会社を簡素化した作品だ。

2012年5月8日火曜日

話題のpodcastを聞いたよ

  話題のpodcastっていうのは、「桜川マキシム」というなんか関西人2人が適当に駄弁るpodcastのゲムマ大阪の回のことだよ!
  完全に乗り遅れているしドロマイさんがうまく落としてくれてるので(リンク)、なんだかんだ言う必要もないのかもしれませんが、podcast聞いた感想としては、閉鎖性を嘆いているというよりは発信性のなさを「もったいないなー」と思っているって感じでしたね。まぁ、適当に他人を貶めて笑いを取る関西っぽい流れが、聞いてる最中にムカムカきましたけど(笑)

・ゲームマーケットにたいする問題提起について

  ゲームマーケットっていうのがこういう勘違いをよく産んでるなら、少し考える必要もあるのかもしれません。しかし、ぎゃしゃさんが行動力ありすぎるだけでしょ!と思わなくはない。同人誌に興味持って、初同人誌買いにいきなりコミケに行ったレベルの行動力だと思います。
  ちょっとゲーム興味持ちました―レベルの人がほいほいゲームマーケットきてるんかね?まぁ、ブースだしてるわけでもない一般参加者には分かりかねる話だけど、もしそういった層を取りこぼしてるなら、もう少し初心者向けにしましょうとか、商売っ気を見せましょうって感じたのはまぁわからんでもないかな。

・ゲームとコミュニケーションについて

  でも、このダベりで気づいたのは俺が好きなゲームってのはそんな丁重にお迎えされるもんじゃないな。正直、デザイナーの手のひらで全力で踊らされるような、そんなボードゲームがしたいのであって、20分で軽く終わるボードゲームかーらーのー?楽しい宴席!とかは正直言ってノットフォーミー(byシミーズ)キャッキャウフフして楽しみたいならpodcastの中でも言ってるけど「UNO」でいいじゃない。どうせ飽きるほど遊ばないんだから、新しい商品も必要ないし、刺激が欲しければ罰ゲームトランプとかロフトっていう黄色いおしゃれな店に売ってるよ?
  生身の人間が生み出す、いわゆる普通のコミュニケーションには、はっきり言って考えるとこのあるゲームってのは不向きだし、そうなるとお題作成マシーン的なカードゲーム猫チョコとかビッグアイディアとかが彼らの言うコミュニケーションを”ちゃんと”生み出してるゲームになるんだろう。それだと俺は正直言ってボードゲーム、カードゲームにハマったりしてなかったろうな。多くの人がワレスゲーをヒーヒー言いながら楽しんだり、電力会社を楽しむ世界は永遠にこないだろうけど、もっとゲームする事自体の楽しさっていうのを知ってほしいという気はしますね。そういう意味で冒頭で紹介したドロッセルマイヤーズさんの記事にある
ボードゲームを一般に普及するために、本質的な「何か」を失ったり薄めたりしなくてはいけないんだとしたら、それは本当に普及したとはいえない
という言葉は非常にしっくり来るという、じゃあお前のこの記事はなんだったんだ系感想
・まとめ
  正直言ってこんなpodcastが出てきた時点で、ボードゲーム人口が少しずつ広がっている感は本当だったという気がした。こういう勇気ある部外者が発信してくれて、(大変不愉快ながらも)その意見を聞けたのはとても興味深かった。ひとつ思うのはこのpodcastの今回の聞き役の人は上記にあげたゲーム内コミュニケーションも多分”内輪ノリ”っていうジャンルでとらえてるんだろうなということです。だから、ゲーム内コミュニケーションを理解した上でやっぱり”オタク”ってどうしょうもないよなーと言う感じの反応が全面に出ているんだろうな。話し役の人は「モテグッズになりそうやのに、全然そんなことしてない… もったいないなー」と思っているので君の求めるゲームと俺の求めるゲームが違う。ということでこのpodcastノットフォーミー!