2012年12月2日日曜日

ちょっと脱線「はいしんだ:般若」

唐突に歌の話です。(しかも、日本語ラップです)
ボードゲームに最後は引っ掛けるなんてこともないので、ボードゲーマーのひとにはすいません。

般若というラッパーをご存知だろうか?2chの『ヒップホップのおすすめ教えてくれ』みたいなスレなら、「やっちゃった」という少しおどけた感じの曲がよく挙げられていて、その曲なら聞いたことあるという人もいるのではないだろうか。


その般若が最近新曲を出した。この曲がびっくりするくらい刺激的で最近こればっかり聞いている。
それが表題の「はいしんだ」である。
この新曲を、私はたまたま行ったライブで聞いた。昭和レコードツアーの東京公演で、Rhymester目当てで、SHINGO☆西成リリースツアーに行く、という不届きな動機で行ったのだが、そのライブで一番素晴らしかったのが、般若のこの曲だった。出てきて1曲披露し、いきなり次が未発表の新曲。しかも、コール・アンド・レスポンスまで要求する。普通なら、なかなかノリをあわせることが難しいと思う。しかし、全力でレスポンスを返せた、なんてったって、言いやすい。はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!(はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!はいしんだ!)。他の客も皆聞いたことないのに、このちょっと不謹慎な言葉を大きな声で返していく、ライブに参加できている感じがして、最も気持ちがいい瞬間だった。
改めて”配信”された曲を聞いていて思うのは、ノリもよければ、中身もいい。タイムリーなワード(ライン・インスタグラム アーティスト名など)をリズムよく入れて、現在の閉塞感を歌っている。「CD売れない><」とか「○○枚」という商業主義を、もうくだらないと切り捨て、「じゃあ、配信だ!^ワ^」という楽観主義にも「(配信で)売れてもライブができなきゃBoom!」と批判する。つまり、まずライブで自分をわからせる曲作れよ!というわかりやすいストーリー。それが実際できるかとかは置いといて、これをライブでやられたらもう惚れるしかない。

初めて日本語ラップ聞きます―っていうような人には「怖い!><」って思われるような曲かもしれませんが、超おすすめです。とりあえず、iTunes storeで「はいしんちゅう」です。

はいしんだ feat.SAMI-T from Mighty Crown - Single般若
ジャンル: Hip-Hop
リリース:2012年
価格:¥250
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