2012年7月18日水曜日

レビュー トリックマイスター

プレイ中 実はこの札弱い… 
強くなるようにルール出したはずなのに


  トリックマイスターは毎ラウンドごとにルールの変化する変なトリックテイキングゲームです。作者は『電力会社』のフリードマン・フリーゼ。なんとなく納得がいきますね。
  トリックテイキングの説明は省きます。要はカードゲームの1ジャンルだと思ってください、日本で比較的知名度があるのは「ハーツ(ブラックレディ)」、「ナポレオン」かな?
基本のルールは非常に淡白です。切り札なし、マストフォロー、トリックの獲得はフォローできた札の中で一番数の大きいもの、1トリックで1点。
  各々が最初のラウンド開始前にルールカードを選び一気にルールが複雑怪奇になります。(ならない時もあります)切り札が決まるのはもちろんのこと(結局切り札がないときもありますが)。得点の正負を最後に反転だとか、15のカードは追加でマイナス3点だとか、1トリックの最後に札を出した人がリードプレイヤーだったことになるとかリードプレイヤー以外はカードを裏向きに出すとかがあります。しかも、自分が有利になるようにみんながルールカードを出すので、たいていごちゃごちゃなルールになります。ここらへんのハチャメチャ感を楽しめるかどうかでこのゲームを受け入れられるかが決まるのかもしれません。
  何回かやったのですが得点の部分が毎ラウンドごとにぶれてしまうことが多い(すごくプラスのラウンドやすごくマイナスのラウンドができる)。そこで、たまたま強い手札を持っているプレイヤーが、大きく得点を伸ばして、そのまま差が大して縮まらずに、そのプレイヤーが勝つ場面がそこそこある。ここらへんを考えると、1ラウンド1ラウンドでどれくらい上手くやれるのかを試すゲームとしてやったほうが楽しいだろう。私は軽い気持ちでできる「トッリクテイキングのパーティーゲーム」だと思う。個人的には好きです。


謎師匠 箱絵

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