2012年6月8日金曜日

Innovation攻略(要注意カード編2)

前回の記事で心配された人も多いかもしれません。なぜなら、紹介したのが、全部①の時代のカードだったからです。『このままでは全カードの半分くらいが強カードとして紹介されるのでは?』と思われたかもしれない。ご安心を!ここからは、1時代1枚のハイペースで進んでいきます!
なぜあのような構成になったかというと、①の時代は、まだプレイの幅が狭く、強いカードがわかりやすいからです。後の時代は、いろいろなパターンがあり、本当に純粋に万能なカードを選ぶしかないので少なくなってます。それでは、長い前置きはこれくらいにして紹介に入りましょう。
凡例は前回記事参照

②【数学】[電球]協:あなたの手札を再生して(これの意味がわからない人はルールを読もう)、その再生したカードより1大きいカードを引いて場に出す。(例:手札から②を返して、③を引いて場に出す)



私はこの手の”山札を枯らさずに、次の時代以降に進めるカード”を「技術ジャンプ」カードと呼んでいます。これらのカードは、タイマンでこそ真価を発揮します。しかし、3人プレイでもこのカードは役に立つので、このカードを、②の時代に注目すべきカードとして選びました。理論上いくらでもジャンプアップ可能ですが、共有してしまうと、相手も時代を進めてしまうため、「技術ジャンプ」の意味が無くなります。(技術ジャンプをして、自分だけ先の時代の技術を引いて、相手より有利に立ちたいのに共有してると意味が無い 1人でも共有すると意味が無いといっていい)つまり、このカードへの対抗策は電球を増やす あるいは山札を枯らして「技術ジャンプ」の意味をなくすことがあげられるでしょう。


③【紙】[電球]協:あなたの青か緑のカードを左に展開して良い
[電球]協:あなたの左に展開している色1つにつき、④を1枚引く

また、電球が関連リソースのカードです。なぜ②・③の時代が共に電球を関連リソースにするカードを選んだかは後に述べるとして、まずはカードの紹介。

展開ができて、次の時代のカードも引ける!ましてや、それが複数なんて最高じゃないですか!!以上!!!

もう少し固めの表現がお好みなら、「基本的に技術ジャンプカードだけど複数枚引けるなら、ジャンプに意味なくなっても強いですよねー」ということ。このカードだけだと最高で2枚ドローだけど、紫か黄色も広がっていれば3枚、4枚と④を引くことも可能。
②・③の時代の要注意カードが「技術ジャンプ」のカードだった理由は④の時代から[工場]が出現するからです。工場のカードは以前の翻訳記事でも紹介したように④、⑤、⑥の時代で活躍しやすい。つまり、④に早めに到達して「工業先進国おいしいです^q^」するプレイヤーが、中盤をリードする可能性が大きく、④に早めに到達できるor④のカードがたくさん引けるのが、紹介した2枚だということです。

④【火薬】[工場]優:[塔]を生み出すアクティブなカードを影響に譲渡させる
[工場]協:上の優によってカードが譲渡された場合②を引いて得点。

このカードは工場のカードであり、技術革新が旧支配勢力をなぎ倒す象徴的カードです(露骨な塔いじめになっています)。①~③までは塔に頼った戦略が成り立つので、塔中心に成りがちですが、こいつが出てくると、塔のカードの下からまた[塔]を生み出すカードが出てきて、何度も何度もカードを影響にされ、場が痩せ細ることになります。相手も弱体化できて、自分は点数を伸ばすことが可能です。ここの時代くらいから、地道にカードを展開していたことで、相手の動きを牽制できるようになるので、ここで相手の場を減らせるのは、点数以上に痛いはず。
また、④は工場出現の時代なので一番最初にこれを引けば、これを相手を気にせず使っていけるのも強みの一つ。優越型は相手にアイコンの数で負けていると全く効果が無いので、この点は長所になりえます。

⑥【工作機械】[工場]協:あなたの影響力のもっとも高いカードに等しい値のカードに等しい値のカードを1枚引いて得点する。

とりあえず、得点が増えます。簡単に5点・6点と増えるので20点から30点に増やしたりするのも簡単です。欠点としては得点が全くない状況では役に立たないことです。また、書くこともないのも欠点です。

⑦【内燃機関】[王冠]優:影響のカードを2枚、自分の影響に譲渡させる

[王冠]トップであれば、このカード引いて出して、2回発動すると4枚譲渡させることができる。つまり、⑦の時代に入り王冠でトップでない場合はこのカードによって影響は丸裸にされても文句が言えない。
また、この時代から[時計]を生み出すカードも登場し、[工場]が一番の花形の時代も終りを迎える。①~③(塔の時代)→④~⑥(工場の時代)→⑦~⑨(バカゲーインフレの時代)→⑩(ゲームがゲームを終わらせにかかる時代)と大きな流れを描いて変遷していく中の、⑦の時代の始まりを示すカードといえるでしょう。
影響を稼いで制覇数を稼いで勝利を目指しているなら、このカードが出てくることを見越して、ゴールを設定しなくてはいけません。つまり、王冠を集めて影響を守り勝利するのか、それとも、影響に関係のない「分野」を制覇して勝利するのかは手札などと相談して決めておくべきです。(これ以上ここに書くと長くなるので、次回以降の戦術にまわします)


⑧【ロケット工学】[時計]:自分の生み出す[時計]2つにつき1つ相手の影響にあるカードを再生させる。


⑧【マスメディア】[電球]:あなたの手札を1枚再生してよい。そうした場合、値をひとつ選び、すべてのプレイヤーは、影響にあるその値のすべてのカードを再生する。

協力型教義なので、防ぐすべがないというのがこいつらと【内燃機関】の違いです。ますます、得点を地道に稼いで、制覇していくスタイルは厳しくなります。ここらへんの得点激減カードが、⑦・⑧にあるのを知っておきましょう。
個別にいうことがあるとすれば、【工作機械】のアンチカードが、【マスメディア】になります。同じ数字ばっかりかき集めている、【工作機械】プレイヤーの影響はこのカードで一瞬で砂塵に帰すことになります。

これで今回の要注意カード紹介編は、終わりです。⑨、⑩の時代に関しては強いカードが多すぎ紹介できませんでした。全部注意カードです。
紹介していない時代⑤に関しても弱いというわけではなく状況に比較的左右されるカードがたまたま⑤に多い印象だっただけです。

次回からは、Inovationにおける戦略について考えてみたいと思います。

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