2013年2月20日水曜日

Agricola Strategy Guide 和訳 part3 「食料供給(FOOD ENGINES)」

食料基盤(FOOD ENGINES)

増員の仕方、役立つカードを利用する姿勢をここまで学んできました。しかし、次にあなたにはまだ心配すべき重要なことが残っています。それは…食料供給です。ラウンド6で4人家族になっていることは、すごいことのように思えますが、もし彼らに食料を供給する手段を持っていなければ、あなたはすごいとは考えないでしょう。

2013年2月19日火曜日

Agricola 戦術ガイド 用語集

慣れたプレイヤーは自然と専門用語や省略系を使うもの!
ここでは、この記事の中であえて混ぜた専門用語を説明します。

○グリ…3グリ、5グリのように使用 プレイヤー人数のことを表す 他のゲームのようにアグリコラ何人戦とはあまり言われない

増員…家族を増やすこと

飯…食料のこと 1飯払うなどのように使われる

[3木]、[4木]、[3レンガ]等…数字+資材の名前で累積スペースであることと毎ラウンドの累積する個数を表す プレイ人数に応じて、アクションスペースに違いがある

[葦石飯]、[葦石木]…前者は4グリ、後者は5グリで出てくるアクションスペース 後者は1葦の累積スペースでもあるのだが、ほぼ毎ターン誰かが使うため滅多に累積しない

○手…手数 家族コマを動かす回数を表す 最初から家族コマは2つあり、ラウンドが14あるので、28手は保証されている

○○レディ…増築レディのように使い、あるアクションをするための準備が整った状態を表す 例)増築レディ、改築レディ、増員レディなど 増築レディであれば、木5葦2が揃った状態

とりあえず、こんなもんかな なにか他に「これも初心者がみたらよくわかんないぞ」っていうものがあれば教えて下さい。

2013年2月18日月曜日

Agricola Strategy Guide 和訳 part2 「カードを出そう、カードを使おう」


カードを出そう、カードを使おう

両手いっぱいのカードに圧倒されたり、大興奮するのは仕方ありません。カードを選んだり、カードを出すときには、以下の2つの大事なルールを守るようにしましょう。

一、そのカードは数手番中に良い使い道があるだろうか?

2グリにおいて最初のラウンドに「石運び」を出す意味は全くありません。少なくとも、ラウンド5までに、そのカードを利用することはできないでしょうし、ラウンド7まで、使えない可能性もあります。対照的に、レンガ職人はすぐに出すべきでしょう。このことから、次のルールも導くことができます

レンガ職人

一、カードを出したら、カードを使おう

もしあなたが1手番使って畑番を出したなら、次はそいつを利用しよう。
畑番
もし、その後ゲーム終了までに、一度しか麦を取りに行かなかったとしたら、畑番は実にしょっぱいカードです。アグリコラにおける成功とは、効率的ということであり、カードの大体の目的は手数の圧縮だからです。カードを出すのに一手番使っていることをいつも忘れないようにしましょう。

鋤鍛冶
鋤鍛冶はよい例です。なかなか良さげなカードに見えますか?実際、使えるかどうかは場合によります。このカードがなければ、2つの畑を耕すのには、2アクション必要です。このカードを使った場合でも、結局2アクション必要で、更に最低でも1飯かかっています。この点から見ると、あなたは効率的とはいえません。2回畑を耕しに行った場合はどうでしょうか?あなたは、3アクションで4つ畑が耕せました。しかしながら、2-3飯はかかっているでしょう。最も鋤鍛冶の力を引き出すためには、あなたは、3回畑を耕しに行かなくてはいけません。4アクションで、6つの畑が手に入りました。そして、ここまでやっても、これに価値が有るのは、これらの畑に植えるものがある場合のみなのです。あなたは追加の小麦や、野菜をもたらすカードを持っているでしょうか?あるいは、5つ以上の畑に対してボーナスを与えるカードは?もしないならば、多分鋤鍛冶は、出すべきカードではないのでしょう。出したかったというだけでは、カードを出してはいけません。職業を出すというアクションは、貴重なアクションです。要するに―アクションはうまく使いましょう。

小さな進歩は良い手助けになってくれます。しかし、それらをすべて場に出そうと、躍起になってはいけません。ゲーム中によっぽどのことがない限り、あなたは「大きな進歩/小さな進歩」のアクションで、小さい進歩を出すべきではありません。代わりに、スタートプレイヤーあるいは、家族を増やすについてくる小さな進歩で、カードを出す機会をうかがってください。そして、あなたがプレイ可能だというだけで、その小さな進歩を使わないように!「穀物倉庫」はいい感じに見えます。しかし、そのカードをプレイするための資材は、新しい部屋やかまどのような、農場生活に必須のなにかを作るためにも使えるんですよ?上記のような理由から、小さな進歩の中でもコストのなく、必要な資材もないもの(ヤギさんとか馬さん)は、ドラフトで非常に重宝されるのです。これらのカードを持っているということは、スタートプレイヤーや家族を増やすのアクションに入った時に、確実に出す小さな進歩があるということになるのです。

2013年2月15日金曜日

Agricola Strategy Guide 和訳 part1

この記事(http://gameknight.com/?page_id=235)を訳したいと思ったきっかけは2つ。
1、日本にはまともなレビューサイトはあっても攻略サイトはないから
人狼アグリコラwikiはあるけれども、どうしてもカード偏重に学ばざるをえない部分がある。この記事では、最初の動き方+組み立て方+基本的な考え方が学べて非常に有用だった。
2,需要の高まりを感じるから
最近、なぜかアグリコラはまた人気が出てきていて、私も馴染みのボードゲーム会ではせっせと布教している。しかし、アグリコラを牧歌的に楽しめる環境というのは、結構貴重になってしまっている感が個人的にあり、どうしても知っている人と初心者がやるケースが多いと思う。その場合に、初心者の人にひと通り教えるというのは、やっぱり気合の入ることだし、個人個人に重要視するものに偏りがあって難しいなぁと思っていた。でも、初心者の人はコツってなんかないのか!って気分になるゲームだと思うので、初心者向けの記事ってのは必要なんだろうと思っていた。

この記事では「カードの出し方の考え方」みたいなゲーム慣れしている人なら、無意識にやっている思考とかを、しっかり解説している。非常に良い記事をこんな駄訳にしてしまうのは、本当に惜しいんだけれども、英語で書いてあるよりはいくぶんかましだろうと思う。非常に長くなりそうなので、家族を増やすという一番最初のとこを、とりあえず公開してみる。