2013年11月8日金曜日

2013/11/2 第20回ミスボドレポート

主催者の秋山さんに「blogを持ってる人はレポートを書いてください」と飲み会で言われたので、書きます。といっても、大したことしてないですけどね。

2013年11月5日火曜日

落水邸物語

2013-11-03 14.28.41

とても新しいトリックテイキングゲーム
ルールは作者の人がまとめてくれていたので、ここ(http://d.hatena.ne.jp/Ninty_Sontana_GameCon/20110703/1309619539)を参照と思ったら、ルールが一つ伏せられていた!これは再現ゲームを作られないためだと思うので、このレビューでもこの点には触れない(大変優れている点なので、悔しいが仕方ない)
ルールを読んでも、ちょっとピンとこないかもしれないが、要は”最終トリックからトリックテイキングの棋譜(配譜?)を作って”いき、”配置し終わったら第1トリック(つまり、最後において札)から切り札なしのマストフォロー形式のトリックテイキングをしたものとして、得点を獲得していく”というもの。この形式はひじょーーーに斬新である。トリックテイキングというのは適当に既存ルールを組み合わせて作っても(一応)成り立つ(フリーゼの「トリックマイスター」をやろう!)ので、目新しさを感じさせるような仕組みを組み込むのは難しいのだが、このゲームはまず骨組みから新しい。そして、このゲームはさっと終わってくれる。当たり前だが、トリックテイキング部分は自動計算なので、悩むのは手札配置部分だけである。しかし、ここも前半は誰が親を取るのかわからないので、長く悩んでも仕方ない…と最初はサクサク進む。後半は悩みどころが増えるのだが、手札が減り選択肢は減っているので、とりえず良くなりそうな札を出す…と言った具合に初回はトントン拍子に進んでいく。そして、結果発表!「あれ!?こんなはずでは…」水は流れて、どこどこ行くの♪といった具合にゲーム最中の思惑を裏切って進んでくれる。大変楽しい。

「うーん、次はうまくいきそう!もう一回!」

という具合に、コントロール欲を刺激してくれる。お察しの通り、このゲームは手に余る感覚が最初あるのだが、やってる内に対戦相手も人なのだから、これはコントロール可能な領域に属しているんじゃないか?と思わせてくれる。そう、あたかも作者が設定したテーマ「他の建築家の誰もが不可能と言う『落水邸』を、はたして、レイトは設計通り建てることができるのか?」のように、不可能に見える逆トリックテイキングでも、俺は思惑通り得点を稼げるのではないか?と、プレイヤーに考えさせてくれるのである。

後、やってるときはこんなテーマだと知らなかったが、それでもテーマはすぐわかる建築は下からやらなければいけないが、どこを通るかは上から水を落としてみなくてはわからない。

とても欲しいゲームなのだが、発売は2006年で少し古く、オークションで1万5000円で落とされていたとのこと。やはり、面白いゲームは観測できてないだけでみんな狙ってるんだなぁ。

再販お願いします!なんでもしますから!

2013年10月11日金曜日

藪の中(ショートレビュー)

箱裏 雰囲気はいい

正直、ブラフがないと面白くない割にはブラフを混ぜることについて工夫が薄い。
安全策は比較的簡単に見抜けるので、それを見抜いて、さらにブラフを上乗せしていくのは結構成功しない。大概の人は安易な道を選ぶ。後、成功してもゲーム的にはあんまり嬉しくない。(得点計算が独特なため 結果的に自分も少しダメージを受ける)
マニアに受けようと思ってないのかもしれないけれども、前述の面白さへの導線が雑で評価を下げている気がします。
評価する所としては、テーマの面白さ。藪の中という有名小説の「真相は…」という感じが出ていて楽しい。
散々に貶しているのだが、これは初対面同士で対戦した時を念頭に置いている。知り合い同士でやると、安全策をなんとくなくでとってしまい仕掛け(ブラフ)が聞かないという点が、リスクをどれくらいとる人なのか知っていることを加味するようになるので、ブラフが効きやすくなる(気がする)。知り合い同士でかる~い感じでやると、あまり悪い方に傾かない(気がする)。
かる~い気持ちでやれば、得点計算も気にしなくていいでしょ!)
そういう意味で、酒飲みゲームって言う評価をする人がいるのは大いにわかる。しかし、私はあまりその軸では評価したくない。だいたいのものは酒飲んでミスすれば面白いからね。
以上のような感じで、軽く遊べるブラフゲーム。しかし、得点計算が微妙で誰がどうだったとかは言い難い。