2014年6月30日月曜日

人狼の代わりについて(あるいは比較対象の紹介)

人狼の記事が話題になっている。[どこで?] もう元の記事が何が問題だったのかとか、ツイッターでの反応はとかはまとめられているので、私はソムリエ的なことをやってみようと思う。 人狼というのは、トランプを使用してもできるゲームで、よく使われる「ミラーズホロウの狼男」や「タブラの狼」、「究極の人狼」なんかは、雰囲気出しやコンポーネントあるいは特殊能力の追加として売りだされているものである。(あるいは初めて人狼をやろうって人はルールブックのために買うのかもしれない) 要は作者不詳なので、各々が「こうしたら面白いだろう」と様々な追加をしている遊びである。だから、万人が遊んで面白いのか?という普通のゲームなら必須であろう観点は少し抜けているゲームなのである。(伝統ゲームみたいなものなので、商売気がないのは当然とも言える) では、この状況にゲームデザイナーという人種は手をこまねいて見ているのだろうか? 当然少し遊びやすくしたり、理不尽な点を改善したゲームというのは市場に出回っているということになる。...